Categories: 地域医療特集

柏原日赤 外科休診へ

医師不足で外科医2人引き上げ

 柏原赤十字病院の外科が四月から休診となる見通しだ。 兵庫医科大学 (西宮市) が三月末で、 同病院に勤務する外科医師二人を引きあげるためで、 研修医制度改正による医師不足の余波が及んだかたちだ。 外科医を確保しようと他の病院に問い合わせたり、 ホームページで医師を募るなどしているが、 現在のところ、 めどはたっていない。 同病院は 「休診は、 本来なら避けたいが、 医師の確保が難しい状況」 とし、 今後の対応策を検討している。 (芦田安生)
 兵庫医大病院自体が医師不足に陥っている状況といい、 医師の負担が大きい救急診療について 「まずかかりつけ医で受診を」 と呼びかけた県立柏原病院と、 事情はほぼ同じだ。
 現在、 外科で担当している患者は、 他の病院に任せる段取りを進めている。 また、 四月以降は、 内科医や整形外科医などがカバーしたり、 隔週の土曜日などに非常勤というかたちで外科医を招くことができないかなど、 対応策を検討している。 二人の医師が抜けることで、 当直医の負担増も懸念している。
 現在の同病院の医師数は十三人。 二〇〇四年十一月に小児科医が二人から一人に減ってからは維持している。 外科の昨年四月から今年二月末までの外来患者数は七千百三十七人、 入院患者数は四千二百三十二人。 他の診療科も含め、 患者数は減少傾向にある。
 同病院をめぐっては、 経営が赤字に陥っている現状から、 県、 市、 医師会、 医療関係者などで 「柏原赤十字病院のあり方検討協議会」 を設置し、 市西部地域への移転も含めて議論を交わしている最中。
 同協議会の座長を務める辻重五郎市長は 「柏原病院の問題も含め、 地域医療の現状が急激に変化し、 新たな課題として急浮上した。 市は、 柏原日赤は必要な医療機関だと捕らえている。 課題は多いが、 まずは協議会の議論をまとめたい」 と話している。

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