シカゴに住む大学時代の友人に誘われ、シカゴマラソンに一緒に出た。

2006.12.19
丹波春秋

シカゴに住む大学時代の友人に誘われ、シカゴマラソンに一緒に出た。4時間5分余りのタイムで、3万4千人中、1万2892位だった。▼高層ビルの建ち並ぶダウンタウンを縦横に走るコースで、地元紙によると沿道には150万人が繰り出し、行く角々でバンド演奏。鈴、笛、太鼓をガンガン鳴らした熱狂的な声援が42キロの全行程、途切れずに続いた。▼日本と様相がやや異なったのは、女性ランナーが非常に多いこと。4割以上にのぼり、特に2、30代が目立った。しゃれた色のシャツ、パンツのすらっとした人が、さっそうとした走りで次々に駆け抜けていった。▼これだけの人数なのでスタート・ゴール地点は大混雑だが、運営は合理的。出場確認登録は前日までに締め切られ、登録時に支給された荷物用の特製バッグをスタート前に預けておけばゴールイン後、ゼッケン番号と照合して迅速に返してもらえる。友達同士はぐれないよう、アルファベット別の標識を立てた落ち合い場所まで設けてあった。▼日本の大都会では、大勢の一般ランナーがトップ級と一緒に走れるフルマラソンレースは、これまでなかったが、来年2月に東京で実現する。いずれ大阪や名古屋でも行なわれるかもしれない。篠山も、田園地帯のレースの特色をさらに発揮して対抗していかなければならない。 (E)

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