丹波市議会の勢力争い


 丹波市議会の構成替えがあり、2分する議会の姿が明るみになった。議会の勢力図は、「市民クラブ」「市政研究会」「日本共産党議員団」の3会派連合が過半数の15人、「清政会」「公明党」連合が14人。会派の引き締めが行き届き、正副議長選など計9つあった選挙で、互いに一票も漏らさなかった。見事な結束力である。 しかし、会派は本来「ポストの互助会」ではない。議員は市民の代表者だが、ポスト争いは議会というコップの中の争いだ。そのせいで、市民が不利益をこうむることがあってはならない。具体的には、A会派に相談すれば物事がうまく運ぶが、B会派に頼んでもうまくいかない、というようにだ。 構成替え前、全ての常任委員会は正副委員長が異なる会派から出ていたが、改選後は一つの会派なり、一方の会派連合が占めた。平等な運営ができるのだろうか。両陣営とも、配慮が足りなかった。 先日、会派間対立が鮮明に出て、賛否が14票で割れ、議長が判断する議案があった。今後も、こういうケースがあるだろう。議員、特に議長には、これまで以上に「公正」という点に目配りした議会運営を望む。(足立智和)