朗読ボランティア


 時々、本社に「この記事の○○○という部分の読み方を教えてほしい」という電話がかかってくる。執筆者がよく承知して書いた個所なら問題なく答えられるのだが、資料にある地名・人物名をなぞっているだけの場合もある。そういう時は、こちらも読み方が分からず右往左往する。そんなわけで、「朗読ボランティアさんからです」と回ってくる電話には、記事を使って頂いているんだなあという喜びとともに、少々のドキドキが付いてくる。 朗読ボランティアは、目の不自由な人が行政情報やニュースに触れられるように、広報誌や新聞記事などをテープに録音して送っている。グループの一つ「山うぐいす」が二十八日、結成二十五周年記念のつどいを篠山市民センターで開く。取材の際に苦労を尋ねると、「新しいメンバーがなかなか増えない」「テープを必要としている人はもっと多いと思うが、なかなか掘り起しができない」ということだった。 文豪の短編や言葉遊びを盛り込むつどいには、二十五周年を祝うほかに、活動をもっと知ってほしいという願いが込められている。午後二時からなので、興味のある人は足を運んでほしい。(古西広祐)