街角コンサート


 京都府境まで車で走り、篠山市市野々の久昌寺で行われたコンサートを聴きに行った。「おくもの里に笛の音が響くとき」のタイトルどおり、山里にフルートとハープの音色が響く、優しい演奏会だった。 今年で12回目の開催となる、丹波の森国際音楽祭「シューベルティアーデたんば」。その中心的な企画「街角コンサート」は、丹波地域の旧町域単位ごとに開かれており、会場や演出もそれぞれ工夫が凝らされている。 今年のシンボルアーティスト森本英希さんは、テレマン室内管弦楽団のフルート奏者。控えめな雰囲気の人で、久昌寺ではトツトツとしたしゃべり方で会場を和ませていたが、『野外パフォーマンスユニット』にも所属しており、今後、小・中学校でのコンサートなどでユニークな演奏が見られるかもしれない。 クラシック音楽は今、ちょっとしたブームになっているようだ。クラシックを題材にした人気漫画のドラマ版も10月から始まる。漫画やドラマで興味を持った中高生たちが、地元の街角コンサートにも気軽に足を運ぶようになれば、シューベルティアーデももっと盛り上がると思う。(徳舛 純)