議員の責任は?


神戸市の事業所を丹波市立薬草薬樹公園の指定管理者に指定する議案を審議した十六日の市議会最終日。この議案の審議手順を相談する議会運営委員会が開かれた。この中で、一部の議員が、再三、議案の取り下げを市長に迫った。 この議員は、市長部局や一部議員に疑惑があるかのような発言をし、「九十八条(疑惑を調査する特別委員会の設置)の動議を出す」などと述べ、議案を取り下げる事で、そういう事態を避けられるかのようなニュアンスを言葉の端々ににじませ、提案済みの議案であるのに「提案以前の問題」とつっぱねようとした。「市は、責任を議会に押し付けようとしている」という議員もいた。しかし、議案に是か否の判断を下すのは議員だ。下した決断に対する責任の一端を負うのもまた議員の務めだ。 議会運営委員会で、提案された議案の取り下げうんぬんを委員会に同席した市長に求めること自体「当局と議会の談合のよう」と意見する議員もあったが、言い得て妙だと思った。市長側も「市からの提案をどう判断するのかが議会の責任では」と説いた。「丹波市の議会制民主主義は機能しているのか」、と心配した一幕だった。(足立智和)