子ども新聞 恐竜特集2


◆恐竜について調べた上久下小5年生

 丹波市山南町の上久下小学校では、 学校校区から一億三千万年前ほどの大型恐竜の化石が発見されたことから、 全校児童が恐竜や化石、 地層について学習しました。 一、 二年生は思い思いに恐竜の絵を描き、 三年生は粘土で恐竜を作りました。 四年生は、 恐竜の化石が発見されたことなどを伝える新聞を作成。 六年生は、六年の伝統になっている地層の学習を進めました。 また、 全校児童で篠山川の化石の発見現場を見学し、 発見者の村上茂さんから話を聞くなど、 世界的な発見になるかもしれない恐竜化石に心をおどらせました。 恐竜について調べた五年生の勉強成果を紹介します。

<写真>粘土で恐竜を作った3年生

◆三畳紀とよばれる時代に恐竜が出現した

 恐竜は、 地球の生命の歴史の中で最大の陸上動物でした。 まるで怪獣映画のような世界が実に一億六千万年もの間、 続いたのです。 私たち人間の歴史がまだ二十万年しかないことを考えると、 大変な長さです。
 最初に恐竜が生まれたのは三畳紀と呼ばれる時代です。 私たちのイメージとは違って、 ずいぶん小さな恐竜達の時代でした。 そしてジュラ紀に入ると、 あの長い首を持った二十メートルを超える大きな恐竜が登場してきます。 最後の白亜紀には、 サイにちょっと似ていますが、 九メートルぐらいの恐竜が繁栄します。
 時代によって、 さまざまに形を変えながら繁栄した恐竜は、 今から六千五百万年前、 突然姿を消してしまいます。 彼らはなぜ絶滅したのでしょうか。 実は、 その理由はまだよくわかっていません。 巨大な隕石が衝突したという説が有力ですが、 六十以上もある絶滅説はいずれも決定的な証拠がないのです。

◆恐竜はなぜ絶滅したのかな

 白亜紀には、 進化の最盛期を迎えた恐竜は、 六千五百万年ほど前になると不思議なことに絶滅してしまいました。 その絶滅には、 次のような説があります。
 巨大隕石説 直径十キロメートルもある巨大隕石が、 メキシコのユカタン半島付近に衝突。 その隕石は地上で大爆発をして、 ものすごい熱と衝撃が発生しました。 森が燃え上がりました。 隕石の落下の衝撃で大津波も発生しました。
 隕石の衝突の衝撃によって、 土やほこりが舞い上がりました。 土やほこりは、 地球を雲のようにおおい、 太陽の光をさえぎりました。 そして気温が下がり、 植物が枯れてしまいました。 そして、 植物をえさとする草食の恐竜が死んでしまいました。 草食の恐竜をえさとする肉食の恐竜も死んでしまいました。
 この衝突の影響で、 恐竜をはじめとする生物の八〇%が絶滅したといわれています。
 気候変動説 今から約一億四千万年前に始まる白亜紀は、 全体として暖かな気候でした。 白亜紀の終わりには、 巨大な一つの大陸であった地球も、 いくつもの大陸に分裂し、 それに伴い海の流れが変わり、 気候も大きく変わっていきました。 一年中暖かかったところも寒くなりました。 冬になると、 植物は枯れて食べ物がなくなってしまいました。 さらに恐竜は寒さに弱いので、 だんだん弱って死んでしまいました。
 恐竜の絶滅には、 巨大隕石説や気候変動説のほかに、 火山爆発説や伝染病説など、 たくさんあります。 恐竜の絶滅は、 地上と海洋の両方で起き、 地上の方が数百万年早かったと言われています。

◆恐竜はどんなふうに変わっていったのか

 恐竜の住んでいたころは、 三畳紀、 ジュラ紀、 白亜紀に分けられます。
 三畳紀は、 二億年以上前の時代です。 地球上には、 体の真下にまっすぐのびた二本足で歩く、 は虫類が現れました。 これは、 現在発見されている中では、 一番古い恐竜です。 全長約一メートルで、 顔つきは祖先である槽歯目に似ていました。
 三畳紀の地球の五大陸は、 陸つづきになっていました。 また、 陸地は乾燥した地域が多かったようです。
 ジュラ紀は、 二億万年前から一億四千万年前ごろまでの時代です。 三畳紀に現れた恐竜は、 ジュラ紀になると種類も増え、 大きさも巨大化するようになりました。 なかでも草食の恐竜が特に大きくなり、 高い木の枝の葉も自由に食べることができました。
 一方、 草食の恐竜をえさとする肉食の恐竜もあり、 地上ではさまざまな種類の恐竜がくらしていました。
 また、 空には翼竜が飛び交い、 始祖鳥も出現しました。
 白亜紀は、 一億四千万年からおおよそ六千五百万年ぐらい前までの時代です。 白亜紀の気温は地球の歴史の中でもずっと高く、 さまざまな植物が地上をおおっていました。 そのため、 草食の恐竜が増加し、 それに伴って大型の肉食恐竜も現れるようになりました。 空には大型の翼竜が飛び交い、 恐竜の全盛時代となりました。

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