新たに尾椎など10点発見


◆「胴体埋蔵ほぼ確実」
国内初の関節連続も発見

 丹波市山南町上滝でティタノサウルス類とみられる大型草食恐竜化石の発掘を進めている県立人と自然の博物館(三田市)は7日、 発掘現場で、 尾椎 (びつい・尾のせきつい骨) など10点の化石を新たに発見したと発表した。 尾椎のうち4点は関節がつながった状態。 尾椎がつながって見つかったのは、 国内初という。 また、 尾椎は農道側に向かって太くなっていることから、 三枝春生・同博物館研究員は 「胴体につながっているのはほぼ確実」 とし、 2次発掘以降で全身骨格が見つかる可能性がかなり高くなったという見方を示した。 (古西広祐)  関節がつながって見つかった尾椎は、 最も大きいもので直径20?で厚さ10数?。 4点の化石が密接して並んでいる。 現場を流れる篠山川とは反対側に向けて太くなっていることからこの先に胴体があると考えられ、 恐竜が川側に倒れて川水で侵食されている可能性が低くなった。 同研究員は、 「今までは迷う部分があったが、 こうなったら2次発掘をやらない方が不自然」 と、 さらなる調査に強い期待を示した。
 これまでの調査で同博物館は、 18個の尾椎を発見した。 尾椎は概ね30個程度で尾を構成しているため、 尾の先端の化石の大部分が見つかったことになる。 今回発掘対象とした約20平方?の調査はほぼ終わっており、 胴体などの発見は2次発掘以降に持ち越されることになる。 今後は3月末までに化石を含む岩を石こうで覆って切り出し、 その後、 博物館で化石の周囲に付着した岩を除くクリーニング作業を進めていく。
 二次発掘は現場の水量の関係で、 11月以降になる見通し。

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