柏原日赤職員らの「守る会」 病院存続を要望


署名2万人分を丹波市に提出

 柏原赤十字病院の存続と、 丹波市における地域医療の安定的、 継続的な確保を求めて、 同病院職員らでつくる 「丹波地域の医療を守る会」 (廣瀬之衛代表) が12日、 同市役所で辻重五郎市長と山本忠利市議会議長に要望書と、 丹波市や近隣市町から集めた2万472人分の署名を提出した。
 要望しているのは、 ▽柏原赤十字病院を県立柏原病院とともに政策医療の拠点と位置づける▽県と市との間で、 柏原赤十字病院の存続について協議を継続する▽柏原赤十字病院存続のための公的な支援や、 地域から医師、 看護師などの流出を防ぐために、 適切、 有効な施策を講じる―の3点。
 2月24日から今月3日まで、 市内のショッピングタウン計9カ所や、 柏原、 氷上、 春日、 山南などで民家が密集しているエリアを戸別訪問するなどして署名を呼びかけた。
 廣瀬代表ら4人が市役所を訪れた。 署名と要望書を受け取った辻市長は 「できる範囲ではあるが、 公的支援をしようと中身を詰めている」 と応じた。 山本議長も 「議会としては全面的に協力したい」 と述べた。
 同病院は昨年から外科、 整形外科が休診、 3月末で産科も休診となる。 2年前までは13人だった医師数も5人 (内科2人、 眼科1人、 小児科1人、 歯科口腔科1人) となり、 丹波地域医療圏域の救急体制にも影響が出ている。
 廣瀬代表は 「市民が、 医療に関して真剣に取り組んでほしいという意思表示だと受け止めている。 今なら、 まだふんばれる状況にあり、 先延ばしにせずに早期に結論が出るよう今後も働きかけていきたい」 と話している。=07年3月15日掲載