「柏原病院に小児科医を」母親が署名運動


 丹波市内の子育て中の母親たちの有志が、 医師不足により存続の危機に瀕している県立柏原病院の小児科・産科を守ろうと、 グループを立ち上げ、 署名運動を始めた。 井戸敏三県知事に、 同病院小児科への医師招へいを求める内容。 5月いっぱい署名を集める予定。 母親たちは、 「切実な訴えを届けたい」 と、 協力を呼びかけている。
 2児の母親である吉田寛代さん (31) =山南町長野=と友人で3児の母親の杉浦保子さん (28) =同町谷川=らが、 「柏原病院の小児科を守る会」 を作り、 山南地域を中心に署名集めを始めている。 吉田さんたちの活動を知った、 氷上や春日に住む母親たちもグループを作り、 「守る会」 の署名集めをサポートする。
 署名用紙には、 「コンビニを利用するように軽々しく (柏原病院で) 受診することは慎む」 と、 医師が過重労働に陥らないよう患者側も注意するとし、 入院を伴う母児医療を提供できる柏原病院の小児科・産科が存続できるよう、 知事にただちに小児科医を派遣するよう求めている。
 子どもが定期的に同病院にかかっている杉浦さんは、 「近くの開業医では 『診れない』 と言われている。 柏原病院の小児科がなくなれば、 小野や三田に連れて行かなくてはいけなくなる。 柏原病院の2人の小児科医に大きな負担がかかっていることはよく知っており、 『もっと診て』 とは言えない。 お医者さんの数を増やしてもらう以外に解決法はない」 と訴える。
 吉田さんは、 「もう1人子どもがほしいが、 柏原病院の小児・産科がなくなれば、 産むかどうか考える。 署名運動を通してこの問題を広く知ってもらい、 みんなの力でお医者さんを招きたい。 また、 来て下さったお医者さんを大切にする気運も高めていきたい」 と話している。
 協力の申し出は、 同会(mamorusyounika@yahoo.co.jp)。