柏原日赤 小児・眼科医引きあげ


 柏原赤十字病院 (日赤) の小児科医が5月末で、 眼科医が6月末で、 いずれも派遣先の大阪医大へ引きあげる。 同病院の常勤医は7月から院長代行を含む内科医2人、 歯科医師1人の計3人となる。 これにより、 同病院は 「救急医療の安全が保障できない」 として、 10日に柏原総合庁舎で開かれる 「丹波圏域救急医療対策圏域会議」 (議長=田中潔・丹波市医師会長) で事情を説明し、 病院群輪番制への不参加を申し入れる方針。 (芦田安生)
 小児、 眼科とも、 すでに長期治療が必要な患者には県立柏原病院など他の病院や開業医などを紹介している。 小児科は6月から週1回、 眼科は7月から週2回、 非常勤医による外来のみの診察は行なう。 曜日などの詳細は未定。
 日赤の救急輪番不参加により、 他の病院の負担が増すことは必至。 さらに丹波地域を越えて輪番を組んでいる小児科は厳しい対応が迫られる。 柏原病院の酒井院長は小児科の輪番制への影響について 「丹波圏域で、 日赤が抜けた穴を埋めることはできない。 圏域外で小児科がいる病院に支援を求めるしかない」 と話している。
 小児科輪番は、 丹波地域では日赤のほか、 県立柏原病院、 兵庫医大篠山病院が参加しているが、 県立柏原は小児科医2人 (うち1人が院長)、 篠山病院は1人で対応している。 一方、 病院群輪番制は、 日赤のほか、 県立柏原、 篠山、 大塚、 岡本、 にしき記念の6病院で体制を組んでいる。
 日赤の常勤医師は、 2004年4月時点で16人いたが、 05年4月で13人、 06年4月で11人 (外科休診)、 07年1月で8人 (整形外科休診)、 同年4月で5人 (産科休診) と減少をたどっている。
 同病院は医師減少により、 夜間当直の週3―4日は常勤医で、 のこり3日は非常勤医で対応している。 6月以降、 夜間対応できるのは実質内科医の2人となるため、 当直に加え、 輪番に参加することに限界があると判断した。
 昨年度の日赤小児科の延べ患者数は外来6052人、 入院214人、 眼科は外来5754人、 入院45人。