上久下村営上滝発電所が国登録有形文化財に

2008.06.25
ニュース

 恐竜化石発見現場 (山南町上滝) 近くにあり、 国登録有形文化財となった 「旧上久下村営上滝発電所」 でこのほど、 登録プレートの授与式が行われ、 木村寿彦教育長から辻重五郎市長にプレートが伝達された。
 市は今秋をめどに、 建物外部は現状のまま保存し、 地元地域と話し合いながら内部を活用する計画をたてる。 式典に出席した柳川瀬義輝上久下地区自治協議会長は 「保存に向けた旧山南町時代からの懸案が前へ進んだ。 活用についてはこれから協議するが、 2階部分の見晴らしの良さが生かせれば」 と話している。
 同発電所は、 1922年 (大正11) に当時の上久下村が建設。 43年 (昭和18) に現在の関西電力に売却されるまで、 村が運営した。 63年 (昭和38) まで運転されたが、 その後、 廃止された。 赤レンガ造りの2階建て。
 国登録有形文化財は、 市内では2006年の蘆田家住宅 (青垣町東芦田)、 07年の西山酒造場店舗・主屋 (市島町中竹田) に次いで3件目。

関連記事