竜脚類の背骨とみられる化石発見


 山南町上滝の丹波竜化石発見現場で今月5日まで 「第4次発掘調査」 を行っていた県立人と自然の博物館 (三田市) は9日、 丹波竜と同じ竜脚類の背骨とみられる化石が見つかったことなどを明らかにした。 カエル化石も19点出土。 日本でも他に類を見ない出土点数で、 同博物館の池田忠広研究員は、 「恐竜だけでなく、 カエル化石の産地ともいえる」 と話していた。 1月9日からの56日間で見つかった化石の総点数は、 2667点だった。
 調査終了間際になって、 竜脚類の背骨の一部、 「胴椎」 と張り出した突起部分 「棘 (きょく) 突起」 とみられる部位を確認。 取り上げる時間がなかったことや天候に恵まれなかったため、 石こうで包んで埋め戻し、 次回調査を待つことにした。
 胴椎とみられる部位は第2次発掘でも見つかっており、 今回が3例目。
 今回の発掘で見つかった歯の化石は、 竜脚類5点、 獣脚類7点、 鳥脚類16点。 種類の確認ができていないものも含めると、 計70点を数える。 竜脚類のものは、 あごの中で形成途上の歯とみられ、 近くにあごがある可能性も出てきた。
 三枝春生主任研究員は、 「竜脚類の化石が広範囲に散らばっているが、 まだ、 地層の中に他の部位が隠れていることがわかった。 5次発掘は、 歯などが密集していた川沿いを調査したい」 と話した。

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