県議や専門家 西紀ダムを視察


 国交省が建設継続の是非を検証するダムの対象としている西紀ダム (栗柄) を24日、 兵庫県議らの有志グループが視察。 「ダムに頼らないやり方もあるのでは」 とし、 県や国に申し入れるとした。
 視察に訪れたのは、 いずれも無所属の丸尾牧県議 (尼崎市) と山田みち子県議 (芦屋市)、 今本博健・京都大学名誉教授、 荻野芳彦・大阪府立大学名誉教授ら。
 まず、 市役所で市下水道部の大藤和人部長らから、 ダム事業は、 事業費ベースで約40%、 水道事業は約90%の進捗状況であることなどの水道事業の計画の説明を受けた。
 また、 同視察団は、 西紀ダムを含む西紀中地区の水道事業計画で、 1日に1人当たりが使う 「水道原単位」 が444リットルに設定されていることに対し、 一般的な 「300リットル未満」 に変更すべきとし、 2010年度の計画人口 (4500人) を 「3000人ぐらいに修正すべきでは」 と提言した。
 西紀ダムの視察では、 大雨の警戒のため、 予定していた丹波県民局からの説明はなく、 栗柄自治会の佐藤喬 (たかし) 会長から利水や治水に関する経緯を聞いた。 丸尾県議は 「現場を見た限りでは、 ため池がいくつもあるので、 それらを工夫して利水・治水ができないか検討したい」 と話した。
 西紀ダムを含め、 国交省が検証するダムは、 今夏に示される有識者会議の基準で県知事が検証を行う。 同視察団は今回の報告書を、 判断材料の一つとして、 有識者会議や県に提出するという。