柏原日赤 新病院長に片山覚氏

2010.06.17
丹波の地域医療特集

 柏原赤十字病院の新院長に16日付で、 公立八鹿病院副院長兼総合診療部長の片山覚氏 (55) が就任した。 同病院は、 前院長、 玉田文彦氏の退任に伴い、 4月1日から院長不在だった。
 片山新院長は、 兵庫医科大学医学部卒業後、 美方町立国民健康保険大谷診療所長などを経て、 1983年から公立八鹿病院に勤務。 内科部長兼呼吸器科部長、 診療部長を経て2008年から前職を務めていた。 06年3月に鳥取大学大学院医学研究科博士課程修了。 日本内科学会の認定医、 日本呼吸器学会の専門医。 これまで但馬地域で専門の呼吸器科の診療にたずさわりながら、 慢性的な医師不足地域における、 「地域医療モデル」 の構築に努めてきた。
 片山新院長は 「地域医療を守るためには、『病病連携』 『病診連携』 によって地域チーム医療体制を築くことが必要。 圏域や近隣の病院、 医師会と密接な連携を図りながら地域住民に信頼される病院づくりを進める。 若い医師の養成にも積極的に努めたい」 と話している。

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