かかれるけれど…


 県立柏原病院小児科が平日午前の外来で、紹介状を持たない患者の診察をおよそ4年ぶりに再開した。軽症は開業医、重症・入院患者は病院が診るスタンスに変わりはないが、感染症など患者が多い冬場に、小児科開業医と、患者の負担を減らす試みだ。「かなり悪そうに見えるけれど、一旦開業医にかかって紹介状をもらわないと…」といった場合、大いに助かるだろう。 これまでは、紹介制だったので、軽症では「かかりたくてもかかれなかった」。フルオープンし、軽症患者が殺到すると、重症患者の受け入れに支障が出かねず、再び紹介制に戻るかもしれない。「かかれるけれど、大したこそなさそうだし、開業医に行くか」「きょうは相当調子が悪そうだから病院へ連れて行こう」と、意識して使い分けることが大切になる。 兵庫医大ささやま医療センターが週1日、県立柏原が週6日、重症・入院患者を引き受けていて、丹波地域は小児2次医療の「空白なし」のセーフティーネットが張られている。近隣市にはない地域の財産だ。損なわないように上手に使って欲しいと思う。(足立智和)