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国内2例目・テリジノサウルス類の歯発見 恐竜化石5次調査

 県立人と自然の博物館 (三田市) は3月30日、 丹波市山南町上滝で行った恐竜化石第5次発掘調査で、 丹波市から篠山市にまたがる前期白亜紀の地層 「篠山層群下部層」 (約1億1000万年前) から、 国内2例目となる 「テリジノサウルス類」 の歯の化石1本が見つかったと発表した。 テリジノサウルス類の化石としては国内最古。 また、 竜脚類 (丹波竜) の化石は、 胴椎1点が新たに見つかった。

 テリジノサウルス類は、 肉食恐竜が多い 「獣脚類」 に属するが、 草食とみられている。 長い指と爪を持ち、 体の表面に羽毛がある。 同博物館の三枝春生主任研究員によると、 種類が少なく、 謎めいた恐竜だったが、 1990年代ごろから解明され始めた。 北米とアジアで化石が見つかっている。 日本では、 熊本県御船町で後期白亜紀の歯と脳函 (のうかん) が出ている。

 今回見つかった歯は、 幅3・5ミリ、 長さ7ミリ、 厚み1・8ミリと非常に小さい。 ▽葉っぱのような形▽ふちのぎざぎざ部分が粗い▽歯根部分にくびれ―などの特徴から、 種類を特定した。 テリジノサウルス類は大きいもので体長10メートルほどとされるが、 今回のものは2―3メートルとみられる。

 篠山層群の恐竜化石は、 これまでに、 獣脚類3種類 (ティラノサウルス類、 テリジノサウルス類、 その他獣脚類) と、 鳥脚類、 角竜類、 竜脚類、 曲竜類がそれぞれ1種類ずつ、 少なくとも計7種類が見つかっている。

丹波竜は胴椎1点

 竜脚類 (丹波竜) の胴椎は、 幅15センチ、 長さ13センチ、 厚み19センチの大きさ。 発掘終了予定日の2月15日に掘り出された。 第5次発掘で見つかった丹波竜の大きな骨は、 この1点だけだった。

 三枝研究員は 「期待したが、 大きいものは1点しか出なかった。 だんだん川の方へ掘り進み、 発掘が困難になってきているので、 今後のことは慎重に検討したい。 新年度も、 篠山層群での発掘調査は行われるだろうが、 詳細はこれから」 としている。

 第4次発掘調査の最後で見つかったが埋め戻し、 第5次調査で堀り上げた別の胴椎は、 現在クリーニング中。

 第5次調査は、 昨年12月11日から今年2月20日まで61日間行われた。 登録ボランティア57人、 延べ466人が活動した。

 見つかった化石は、 4751点で、 テリジノサウルス類の歯、 竜脚類の胴椎各1点のほか、 歯38点 (竜脚類10点、 獣脚類11点、 鳥脚類10点ほか不明)、 骨片など。

 4月23日から同博物館で開かれる特別展で公開される。

 

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