戸数11軒の「大谷」が協力 福島の親子受け入れ NPO「風和」主催


 福島第一原子力発電所事故を受け、 放射線被害に遭っている福島県などの親子を招いて、 篠山市宮ノ前のNPO法人 「風和」 が市と協力して3月25―28日に、 同市内で開くイベント 「ささやま里ぐらしSTAY」。 放射線の健康被害を懸念することなく、 親子で篠山の暮らしを満喫してもらおうという企画に、 戸数わずか11軒の大谷自治会が協力の名乗りを上げた。 計画を進める住民らは、 「小さな集落でもできる範囲でできる支援を」 と声を合わせる。

 県の地域づくり活動支援事業の採択を受けて実施するイベント。 被災地での広報や同法人のホームページなどで参加を募った。 福島や、 福島から避難している新潟、 秋田などから7組20人が応募。 2歳の幼児から中学3年生までの子どもたちと保護者が参加することになった。

 同法人が市内各所でイベントへの協力を呼びかけたところ、 大谷自治会 (円増均自治会長) が集落全体での受け入れを承諾。 2日目となる26日に城北小学校や玉水会館などを会場に交流会を催し、 住民らとグラウンドで遊んだり、 料理などをつくって親ぼくを深める。

 同地区の住民は30数人。 参加者数と大差ない人数だが、 住民の伊与田令子さん (46) と娘の美優さん (15) が、 福島へボランティアに赴いていたこともあり、 協力に応じた。

 このほど、 同地区公民館で行われた同法人からの説明会では、 住民らから 「鹿肉料理を紹介してみてはどうか」 「地元の子どもたちにも参加してもらおう」 などと、 それぞれの意見を出し合った。

 27日は自由時間として、 移住希望者がいれば相談に応じたり、 市内の観光などに出向く。 宿泊は龍蔵寺 (同市真南条上) が受け入れる。

 同法人では、 参加者の交通費のための募金や、 滞在中の食材、 ボランティアスタッフなどを募っている。 同法人 (079・556・2258)。