指定管理料年1900万円 指定管理候補決める 篠山市立西紀運動公園

2013.01.27
ニュース丹波篠山市

 篠山市教育委員会は1月24日、 市立西紀運動公園 (兵庫県篠山市西谷) の新年度からの指定管理候補者に株式会社エヌ・エス・アイ (大阪市北区、 近藤雅彦社長) を選んだことを明らかにした。 同社が提案した指定管理料は年1900万円。 昨年12月、 途中撤退した指定管理者の指定管理料は年約1800万円だった。 指定期間は4月から5年間。 2月1日午後1時半から開かれる臨時議会で審議される。

 いずれも市外の6社が応募した。 応募要項では、 プールとグラウンドのうち1施設だけの管理の提案も受け付けていたが、 いずれも一体管理を提案した。 同市教委によると、 同社の提示額は最低額ではないが、 経営の安定性などをみて選定された。 各社の提示額や選定理由は明らかにしていない。

 同社のホームページによると同社は、 直営のスイミング関連施設が関西で12施設あるほか、 福知山市や多可町などのスイミング関連施設17施設を指定管理している。

 指定管理候補者を選定する 「選定委員会」 (委員長=平野斉副市長、 8人) は昨年12月27日―1月24日、 応募内容や審査基準の確認、 各社からのヒアリングなど計3回開いた。 いずれも、 「応募社の経営状況や資産公開で不利益を被る可能性があったり、 さまざまな憶測で的確な審査が行われない可能性がある」 などとして非公開で行われた。

 同公園については、 08年に策定した 「篠山再生計画」 で、 「経費のかからない運営を検討し、 その運営方法が見つからなければ休館」 の方針を打ち出していた。

 

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