心にしみた入学式


 わが母校、今田中学校の入学式を取材した。中学時代の担任であり、21年ぶりに同校の校長として凱旋された山下誠先生。仕事柄、以前からちょくちょく顔を合わせていたので、懐かしさはないものの、母校で顔を合わせると感慨深いものがあった。
 学生時代は、真剣に聞いたことがなかった(ごめんなさい)校長の式辞にじっくり耳を傾けた。「自分の持っている個性や能力が最大限に生かされた進路を選んだとき、その人は心から生きる喜びを感じるでしょう」「自分の長所を早く見つけるよう、努力してほしい。そのためには、勉強や部活動、学校行事など、いろんなことに積極的に参加し、かつ、大胆にチャレンジしていきましょう。その中できっと自分の良いところが発見できるはず」―というくだりに特に共感。大きくうなずきながらメモをとった。
 夢の実現は、いかに早く自分のやりたいことを見つけ、実行に移すかがカギ。失敗しても年齢が若いほど、ダメージは小さく、やり直しも容易だ。恩師の式辞の中の一文が、40歳の今になってこれまでの実体験とともに心に響き、また深くしみた。 (太治庄三)