認知症分かりやすく 紙芝居で接し方学ぶ ボランティア「キャラバンメイト」連絡会


 丹波市が自治会単位で開く 「認知症サポーター養成講座」 の講師役を務めるボランティア 「キャラバンメイト」 の連絡会が、 同講座の教材にする紙芝居とテキストを手作りした。 講座で使用する言葉が硬くなりがちなテーマだけに、 より分かりやすい参加型の講座にしようと、 1年がかりで完成させた。 事務局の市高齢者あんしんセンター (春日庁舎内0795・74・0368) は、 「認知症患者に対し、 自身が、 地域が、 どう接したらよいかを気付くための教材になれば」 と期待している。

 紙芝居は、 ▽ (お店などで) お金の計算ができないお年寄りがいる場合の対応▽家族の支援のあり方▽地域での見守りの必要性―をテーマにした3つのパターンを作成。 優しいタッチのイラストと、 登場人物の言葉のやりとりを通じて、 当事者や介護する家族を支えるための、 あたたかい声かけや見守り、 介護サービスの上手な利用の仕方を学ぶ内容になっている。

 テキストは、 全国キャラバンメイト連絡協議会が指定するテキストをもとに、 最も重要と思われるポイントをしぼり、 優しい表現になおして作り変えた。 認知症に詳しい医師や専門家の指導も受け、 太鼓判をついてもらった。

 同講座は、 認知症を正しく理解し、 高齢者の尊厳ある生活を守ろうと、 自治会単位での開催を呼びかけている。 2006年度から始まり、 今年3月末までに市内で延べ約6700人が受講した。

 市内には研修を受けたキャラバンメイトが78人おり、 同講座には同センターの市職員とメイト2―3人が一緒に訪問している。 これまでは市職員による説明が主になりがちだったが、 同センターは、 「テキストも紙芝居もメイトが中心になって作った教材。 これからはメイト自身が中心になって講座を展開していける」 と話している。

 講座の申し込みは、 同センターへ。 受講者にはサポーターの証であるオレンジリングやステッカーが贈られる。

写真・認知症サポーター養成講座をより分かりやすいものにしようと、 丹波市のキャラバンメイト連絡会が作製した紙芝居=丹波市役所で