「保護者の関心低い」絞り込み持ち越す 山南中学校統合委でPTA委員慎重姿勢

2013.09.22
ニュース丹波市

 丹波市山南地域市立中学校統合準備委員会 (柳川瀬義輝委員長) の第10回会合が18日、 山南住民センターで開かれた。 山南、 和田両統合中学校の候補地の絞り込みを行おうとしたが、 前回に続き、 PTA代表委員から、 慎重論が相次ぎ、 絞り込みを持ち越した。

 柳川瀬委員長が、 井原付近、 村森付近、 山南中央公園付近の3候補地について、 「教育環境」 「安全・安心」 「通学環境」 など7つの観点から、 「◎」 「△」 「×」 で評価するシートを用い、 委員各自に評価するよう求めた。 「これで決定でなく、 参考にする」 と理解を求めたが、 「保護者の間で統合問題への関心が高まっておらず、 絞り込むのは不安」 「自分個人の意見なら (評価表を) 書けるが、 保護者の意見集約ができておらず、 保護者代表としての考えを選定に反映できない」 などとして、 PTA委員から慎重意見が続出した。

 また、 PTA委員らは、 ここまでの協議経過を住民に知らせる広報を要請したが、 事務局の市教委は難色を示し、 地域代表委員も、 地域で機会をとらまえて情報を開示しているとし、 PTA委員が求める住民への周知に関する議論は深まらなかった。

 

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