シングルマザー気軽に集って 「ねっと」スタート  月1回悩み共有

2013.09.26
ニュース丹波市

 母子家庭を支援する活動を行っている丹波市婦人共励会 (衣笠弘子会長) は、 シングルマザーが気軽に集い、 情報交換し、 頼りあえる場を提供しようと21日、 「シンママねっとwith」 を立ち上げた。 七日市会館 (春日町七日市) で毎月第3土曜日の午後1―3時、 自由に集まっておしゃべりをしたり、 心がほっとするメニューなどを用意する。 子どもと一緒に参加できるようにおもちゃコーナーも用意している。

 初回の21日には市内から20―40歳代の5人 (組) が参加。 おもちゃコーナーで子どもを遊ばせながら、 参加者同士で近況を語りあったり、 アロマハンドトリートメントを体験してリラックスした。

 離婚して1年半になるという35歳女性は、「身近にシングルマザーがいないので、 話に共感してくれる人がいない。 最近になって、 他のシングルマザーたちはどんな生活をしているのか知りたくなった」 と、 参加の動機を話す。 45歳女性も 「実の親にも言いにくいことはある。 愚痴を言い合えるような、 気軽に来れる環境がほしかった」 と話す。

 参加者からは、 離婚の子どもへの影響について、 「隠さず話しているが、 まだ小さいので、 どの程度分かっているのかは分からない」 といった声や、 「パートなので、 先行きが不安」 「勤務先 (パート) は、 子どもが小さいので収入よりも休みなどの条件を重視している」 と、 収入に不安を抱えている実態もうかがえた。

 一方、 同会は、 母親がどうしても必要な外出をする際に、 会員が1時間70円で子どもの面倒を見る 「母子家庭日常生活支援」 という事業があることを紹介。 衣笠会長は、 「お得な情報が、 本当に必要なシングルマザーに届いていない。 お得な事業を利用する目的で、 入会していただいてもかまわない」 と話している。

 参加費は300円 (母親のみ)。 今年度の予定は、 10月19日、 11月16日、 12月21日、 2月15日、 3月15日。 同会 (080・5347・4055)。

 

関連記事