ブローチで東北支援を 乾新町で慈善バザー 木彫作家の小山泰二さん

2013.09.22
ニュース丹波篠山市

写真・東日本大震災の復興支援のために木彫ブローチを制作し、 チャリティーバザーを開いている小山さん

 篠山市東岡屋の木彫作家、 小山泰二さん (84) が、 東日本大震災の復興を支援する木彫ブローチを制作し、 「コミュニティカフェみーつけた」 (乾新町) でチャリティーバザーを開いている。 震災発生から3年目に入り、 支援も減り続ける中、 黙々と技術を生かした支援に励む小山さん。 「家や家族をなくされた方は本当に大変だと思うが、 もう年だから東北に行き、 ボランティアすることはできない。 せめて身に合った支援ができれば」 と話している。

 

 ブローチはクスノキやケヤキなどを使って制作。 ヒマワリやフクロウ、 イヌなどさまざまな形のものを用意した。

 価格は600円から2000円とさまざまで、 売り上げは、 震災遺児たちが遊びなどを通して心のケアを行う東北の 「レインボーハウス」 建設費用に寄付している。

 30歳代から木彫を始めた小山さんは、 創作活動を行う中で、 阪神淡路大震災を経験。 「自分にできることで支援を」 と、 当時も作品の売り上げをレインボーハウスを運営する 「あしなが育英会」 に寄付し、 「神戸レインボーハウス」 の支援にかかわってきた。

 東日本大震災は他人事ではなかった。 小山さんの妻は宮城出身で、 阪神淡路大震災の惨状も目の当たりにしていたからだ。

 2年前の3月11日以降は、 ずっと続けていた阪神淡路大震災から東日本大震災の復興支援に切り替え、 ブローチを制作。 地元、 東岡屋自治会の協力も得て、 文化祭などで販売した売り上げを東北支援に充ててきた。

 また公募美術展の篠山市展にも2年連続で、 津波で命を落とした人の鎮魂をテーマにした作品を制作。 今年の応募作品も同じテーマにした。

  「いつまで支援を続けるのかと思われることもあるが、 まだ3年。 できる限り、 できる範囲で支援を続けたい」 と小山さん。 「私の作品を買うというよりも、 東北への寄付と思ってブローチを購入してもらえれば」 と呼びかけている。

 チャリティーバザーを開いている同店の営業時間は午前9時半―午後5時。 土、 日、 祝日は定休。 同店 (079・554・2600)。

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