アベノミクスの影響「どちらでもない」「影響ない」9割超 中兵庫信用金庫調査

2013.10.06
ニュース丹波市丹波篠山市

 中兵庫信用金庫が、 中小企業景気動向調査に合わせ、 「アベノミクス」 の自社の業況への影響について特別調査を実施した。 「影響なし」 が4割超、 5割超が 「どちらとも言えない」 で、 「良い影響」 「悪影響」 の回答は数%にとどまり、 影響が限定的であることがうかがえる。

 金融緩和 (第1の矢) の影響は、 「良い」 が4・9%、 「悪い」 が3・9%、 「どちらとも言えない」 が49・1%、 「影響なし」 42・1%。

 財政政策 (第2の矢) は、 「良い」 が5%、 「悪い」 が2・3%、 「どちらとも言えない」 が51・3%、 「影響なし」 が41・4%。

  「第3の矢」 とされる成長戦略について、 どんな分野で成果を期待するのかの問いに対しては、 「産業の新陳代謝の円滑化」 が21・6%でトップ。 次いで、 「経済連携の推進」 18・1%、 「規制改革の推進」 16・3%、 「責任あるエネルギー政策の構築」 14・8%。

 アベノミクスの流れの中で賃金を引き上げたか、 今後上げる予定があるかについては、 「現在据え置いている」 が88・4%、 「引き上げた」 が9・9%、 「引き下げた」 が1・7%と、 ほとんどが据え置いている。 今後は、 「引き上げる予定」 が10・8%、 「据え置く予定」 が63・2%、 「引き下げる予定」 が1%、 「わからない」 が24・9%。

 調査は、 丹波、 篠山両市を含む同金庫の営業エリアで実施。 427社に依頼し、 回答を聞き取った。 421社が有効回答した。

 

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