一旦停止徹底を「谷川バイパス」 出合い頭事故2カ月で6件

2013.11.24
ニュース丹波市

写真・ 「止まれ」 の横に強調標示が加えられた交差点。 バイパス開通までは、 一旦停止の必要のない優先道路だった=山南町岡本で

 今年9月1日に供用開始された県主要地方道多可柏原線 「谷川バイパス」 で、 11月3日までの約2カ月で6件の事故が発生している。 いずれも一旦停止を怠って交差点に進入した出合頭事故。 丹波署は、 「交通規制が変わったり、 走りやすい道路になったがための不注意」 とみて、 注意を呼びかけている。

 事故が多いのは、 同バイパスと市道との交差点と、 そこから南へ進んだ同バイパスと県道篠山山南線との交差点。 開通直後の9月3日に市道との交差点で発生したのを最初に、 両交差点で3件ずつ事故が発生している。

 特に市道との交差点は、 これまで優先道路だった市道にかわり、 交差するバイパスが優先道路となった。 このため、 市道に一旦停止の交通規制がかかったが、 慣れから一旦停止せずに交差点に進入したと見られる。

 事故発生を受け、 丹波署などは、 現市道路面の 「止まれ」 の標示 (文字) の両サイドに強調標示を加えたほか、 一旦停止個所を知らせる看板を設置するなどの対策をとっている。 同署は、「規制が変わったことを念頭におき、一旦停止、安全確認の徹底を」 と呼びかけている。

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