在宅支える「訪問入浴」 5年で利用者60%増 丹波市社会福祉協議会

2013.11.17
ニュース丹波市

 高齢者や障がい者の在宅生活を支える 「訪問入浴」。 介護保険のサービスメニューの1つで、 丹波市では、 市社会福祉協議会が唯一、 サービスを提供している。 ベッドの隣に搬入した可搬式の浴槽にお湯をはり、 「ええお湯」 を届けている。 5年前と比べ利用者が60%以上増えるなど、 じわじわ浸透している。

 

 同社協春日支所に、 訪問入浴サービスセンター (鶴原英子管理者) がある。 平日の午前8時半―午後5時15分の間、 給湯設備付きの車を2台運用し、 2班体制で、 日に4―5軒ずつ訪問する。 看護師と介護職員が従事する。 利用料は、 全身浴で1回1274円 (介護保険適用時の自己負担)。

 浴槽は可搬式で、 シャワーもついている。 浴槽を覆うようにはったネットの上に体を寝かせ、 ハンドルを回してネットごと体を沈める。

 浴槽をまたげない寝たきりの人でも、 ベッドから担架、 担架からネットと運ばれ、 寝たままの状態で湯船につかれる。 利用者は現在33人。 要介護3以上で、 5の人がほとんど。 週に2度の利用が多い。 入浴前に看護師が血圧と体温を測る。 衣類の着脱もスタッフが行う。

  「デイサービスに行けない、 行きたくない」 「食事介助は家族でできても、 入浴まではとても」 という本人、 介護者に喜ばれている。 一昨年から障がい者も対象となり、 介護教室などでPRに努めたことから、 利用者数が増えた。

  「介護者には 『こんなに楽だったのか』、利用者には 『ええ気持ち』 と喜んでもらえる。 まだ潜在ニーズはある。 市内唯一の事業者として良質のサービスを提供したい」 と鶴原管理者は話している。

 利用には、 要介護認定が必要。 認定者は、 ケアマネジャーに相談を。 同センター (0795・70・3730)。

関連記事