自転車ハンドルにダウンジャケット 氷上の「ヒロオカ」

2013.11.10
ニュース丹波篠山市

写真・ダウンジャケット型のおしゃれなハンドルカバーを開発、 販売を始めたヒロオカ=氷上町市辺で

 縫製業、 「ヒロオカ」 (丹波市氷上町市辺、 広岡靖社長、 0795・82・1338) が、 ダウンジャケットを模したデザイン性に富む自転車防寒ハンドルカバーを開発、 販売を始めた。 主に年輩者に使われている既存のハンドルカバーを若者向けにポップにしたもので、 若い世代に売り込んでいく。

 

  「袖」 の部分からブレーキとハンドルを差し込んで取り付ける。 中は袋状。 熱がこもり、 指先から温まる。 濡れない防水加工を施した上で、 雨水をはじく撥 (はっ) 水加工も施している。 使わない時は巻き取ってコンパクトにする。

 ポケット部分の縫い目はデザイン。 ファスナーは開けるとマチが広がり手の可動域が広がる。

 ペットボトル用ケースなどから着想を得た。 本物のダウンジャケットに見えるようにと、 詰め物を研究し、 ふんわり感を出した。

 同社は、 ヤマハの純正のハンドルカバーを長年作っているほか、 日焼け防止機能がついたハンドルカバーで特許を取得するなど、 同商品製造のノウハウを持っている。

 発案者の堂東貢祐専務 (36) は、 「材料選定や縫製など、 長年の経験があるから作れた」 と言い、 自転車関係の取引先に加え、 雑貨店にも売り込む。 「自転車のデザインはどんどんおしゃれになっていくのに、 カバーは時代が止まったまま。 男女を問わず、 若い世代に使ってもらえれば」 と話している。  

 キャンディピンク、 クリアブルー、 サフランイエロー、 カーキ、 ブラックの5色があり、 各2980円。 同社のウェブサイトでも購入できる。

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