ご当地「丹波ーガーのたれ」商品化・販売へ 商工会青年部篠山支部

2014.01.19
ニュース丹波篠山市

写真・幻の逸品 「丹波ーガー」 のたれを開発した実行委の小林さん (左) と七星ソースの伊藤さん=篠山市二階町で

 篠山市の冬の風物詩、 「第11回丹波篠山冬の味覚 『いのしし祭』」 (同実行委員会主催) が25日午前10時―午後3時、 篠山城跡三の丸広場 (同市北新町) 周辺で開かれる。 イノシシ料理の屋台街やイノシシレースのほか、 今回は毎年、 長蛇の列をつくる 「丹波ーガー」 の販売に加え、 実行委の篠山市商工会青年部篠山支部と市内のソースメーカーが、 「丹波ーガーのたれ」 を開発。 祭りに合わせて750個を販売する。 同支部は、 「ぼたん鍋をイメージしたソースは、 いろんな料理に合う。 たくさんの人に味わってもらい、 『地域の万能だれ』 を目指したい」 と話している。

 たれ (290ミリリットル、 650円) は、 同支部と同市今田町本荘の 「七星ソース」 が共同開発。 「ぼたん鍋を食べた後に残った汁」 を目指し、 八丁味噌、 しょう油、 にんにく、 しょうが、 トマト、 香辛料などを使用したマイルドなソースに仕上げた。

 篠山らしく、 しょう油は黒豆を使用したものを採用。 保存料や着色料は使用しておらず、 9カ月保存できる。

 同支部では第1回いのしし祭からイノシシ肉のパティを使った 「丹波ーガー」 を販売。 飛ぶように売れてすぐに完売することから、 「幻の逸品」 とされるほどの好評を博している。

 評判の要となっているたれは当初、 ぼたん鍋のみそを使用していたが、 その後、 みそとマヨネーズを混ぜたもの、 赤みそを使ったものなど、 リニューアルを重ねてきた。

 同支部では、 「より多くの人にたれの味を知ってほしい」 と一般販売用の商品開発に着手。 昨年7月から七星ソースと協議を重ね、 家庭でも楽しめるたれが出来上がった。

 七星ソースの伊藤公洋さんは、 「みその割合が30%を超えるなど、 当社でも珍しい商品。 いろんな料理に合うたれができた」 と太鼓判を押す。

 同支部長で実行委員長の小林信通さんは、 「プロである七星ソースさんの協力でたれができた。 とてもご飯に合うもの」 と笑顔。 「これまでになかったたれに仕上がっているので、 ぜひ楽しんでほしい」 と話している。

 祭での販売以後は増産を予定。 市内各小売店などで販売する。

 丹波ーガー (限定1000個、 1個500円) の販売は午前10時半から。 イノシシレースは午前11時と午後2時。 イノシシの丸焼き販売は午前11時半から行われる。

 問い合わせは事務局の市商工会 (079・552・0758)。

 

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