丹波市立看護専門学校の学費 移管後も当面は現行通り

2014.03.13
丹波の地域医療特集

 丹波市は来年4月1日付で県から移管を受ける丹波市立看護専門学校の授業料を、 当面は現行の県立の価格のまま据え置く。 校舎の建て替えなど大きな条件変更が生じた際に、 市が定める授業料とする。

 当面は、 特例として、 現行の授業料月額9900円、 入学金5650円、 受験料2200円などを引き継ぐ。

 市が条例で定めた正規の授業料は、 月額2万円。 入学金は市内12万円、 市外18万円、 受験料2万円。

 市地域医療課は、 「県立から市立に移管されても、 当面校舎はそのまま、 講師陣は県から派遣を受ける予定で教育内容にも変更がない。 市立にしたからといってただちに授業料を見直す材料がない」 と話している。

 老朽化した同校校舎は、 県立柏原病院の建て替えに合わせ整備される見通し。

◆柏原看専学生に奨学金 丹波市内勤務・在住が条件

 丹波市が創設する奨学金 (修学資金貸与) は、 柏原看専の在学生限定。 月額5万円以内。 無利息。

 県病院局や市内の病院から修学資金の貸与、 給付を受ける 「ダブル受給」 も可能。 その際の上限は2万5000円以内。

 ▽市内の医療機関、 福祉施設で看護師として勤務▽原則として市内に居住する▽給付を受けていた期間と同期間勤務する―で返済は免除される。

 申し込みは4月以降。 詳細は市地域医療課 (0795・82・4567)。

 

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