患者増も大赤字続く 県立柏原・柏原赤十字 昨年度決算


 県立柏原、 柏原赤十字両病院の2013年度の経営状況がまとまり、 当期純損益は県立が6億7300万円、 赤十字が1億9300万円と共に赤字だった。 両病院とも入院、 外来患者が増えたが、 稼働病床数が少なく、 依然多額の赤字が続いている。

 12年度と比べ、 県立は病床が14床増え164床 (許可病床は303床) になり、 1億2200万円改善。 入院患者が12%増え、 入院収益が9・1%、 1億8100万円増えた。 泌尿器科、 産婦人科、 整形外科と内科で13―28%入院患者が増えた。 外来患者は2%増と微増、 収益は9・4%、 6600万円増えた。

 赤十字は、 105床稼働 (許可病床167床)。 入院患者が6%増、 収益は9・7%、 8800万円増加。 内科の患者が増えた。 外来患者は約2%、 900万円の増と横ばい。

 収益の伸びが全体で4・4%だったのに対し、 費用が7・7%伸び、 赤字が増えた。 在宅サービス充実のための職員増員などに伴う給与費が7900万円増加、 化学療法の拡大などで材料費も4000万円増えた。

 県立柏原の人件費比率は95・8%。 県立病院 (11病院) 全体の61%と比べ、 突出して高い。

 県立柏原の延べ入院患者のうち丹波市在住者が84・7%、 篠山市が10・9%。 外来は丹波市が86・8%、 篠山市が8・4%。 赤十字の入院 (年間入院回数の合計) は丹波市が88%、 篠山市が4・8%、 外来 (1人が年間何度受診しても1回のカウント) が84・2%、 7・9%。

 県立11病院の当期純損益は14億7900万円の赤字で、 旧淡路病院の特別償却 (約20億円) を特別損失に計上したため。 特別利益と特別損失を除いた経常利益は4億8300万円の黒字。 昨年度より9500万円増えた。

 県立柏原の赤字額は11病院中、 建替え工事を行った淡路医療センター (26億2200万円) に次いで2番目に悪い数字。 県立加古川が1億4700万円、 県立光風が5億5900万円の赤字。 6病院は黒字で中でも県立尼崎は9億5000万円の黒字を出している。