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南海トラフ地震の被害想定〈1.17―震災から20年〉

丹波地域は震度5強・物流ストップ、混乱予想

 地震活動の長期評価を行っている地震調査研究推進本部 (文部科学省所管) は、 今後30年以内に南海トラフ巨大地震 (マグニチュード8以上) が発生する確率を 「70%程度」 としている。 想定される死者数は、 32万人。 兵庫県がまとめた県内の被害想定では、 丹波地域に甚大な被害を意味する数字は上がってこないが、 海沿いの都市部が壊滅的な被害を受ければ、 物流がストップすることが予想される。

 県が昨年作成した南海トラフ巨大地震における県内の被害想定によると、 最大震度は洲本市、 南あわじ市の 「7」。 神戸市などに最高水位約4の津波が押し寄せ6141が浸水する。 全壊約3万8500棟、 半壊約17万7600棟。 死者約2万9100人、 負傷者約3万6690人。

 丹波地域における同被害想定では、 最大震度は 「5強」。 揺れによる建物被害は、 丹波市では全壊 「3」、 半壊 「106」、 篠山市では全壊 「1」、 半壊 「72」。 死者は両市とも 「0」、 負傷者は21人 (丹波市10人、 篠山市11人)、 避難者は20人 (丹波市12人、 篠山市8人)。 断水人口は丹波市で1025人、 篠山市で985人。 「災害に強い (遭わない) 地域」 と言われてきたことを裏付けるデータの一つだ。

 しかし、 沿岸の都市部は津波で壊滅的な打撃を受けている。 丹波地域のコンビニエンスストア、 スーパーなどからも商品が無くなるのに、 そう時間はかからない。 物流はストップ。 商品が再び店頭に並ぶめどはたたない。 工場の生産ラインにも部品が入ってこない。 電気、 水道、 ガスなどのライフラインも、 被害が広範囲に及ぶ災害時には、 すぐに復旧の手が回るかどうかも分からない。

 丹波市防災対策室は、 「物が無くなっていく中で求められるのは、 近くの人が助け合う 『自助・共助』」 と話している。

 

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