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風倒木を発電燃料に 4トラック125杯分以上 今田町での竜巻被害

 一昨年の8月に今田町内で発生した竜巻によってなぎ倒された山の木々の搬出作業が、 同町下小野原の国有林で進められている。 同国有林を管理する 「兵庫森林管理署」 (農林水産省の出先機関) によると、 搬出する風倒木の総量は、 4トラックで125―150杯分になるという。 搬出した風倒木は、 たつの市のチップ業者に売却。 粉砕してチップにした後、 赤穂市で民間会社が経営する木質バイオマス発電所の燃料として使用される。

写真・竜巻によってなぎ倒された木々=篠山市今田町下小野原で

 同管理署からの発注を 「しそう森林組合」 が請け負い、 正月明けから搬出作業を行っている。 工期は3月20日まで。 搬出完了後は、 約6000本のスギ、 ヒノキの苗木を植栽する計画。

 神戸地方気象台によると、 2013年8月23日午後6時半ごろ、 今田町内で、 陸上で確認できたものとしては県内で1975年以来の竜巻が発生。 同町本荘で発生した竜巻は、 東に進み、 コース上にある家屋や山林に被害を与えながら移動。 同町の中央にそびえる和田寺山を越え、 同町休場付近で消失したという。 同町今田新田の温泉施設 「ぬくもりの郷」 の駐車場では、 車が舞い上げられ、 乗車していた男性2人が重軽傷を負った。 このほかにも、 住宅一部損壊14棟などの被害が出た。 被害範囲は幅約300、 長さ約4・5に及んだ。

 竜巻被害に遭った国有林は、 和田寺の本堂から西に150ほどの所に位置し、 スギとヒノキが林立する人工林。 被害は山の尾根から少し下った谷筋付近で起こり、 直径約10から約40までの木々がなぎ倒されている。 被害木の多くは、 地上から約10付近で折れ、 それより上部がなくなった状態で立ち枯れている。 山腹には、 風倒木が折り重なるようにして横たわっている。 被害面積は約2・9にのぼるという。

【木質バイオマス発電】木質バイオマスを燃やしてタービンを回し、 発電する仕組み。 発電方法は、 端材や木質チップを直接燃やして発電させる 「蒸気タービン方式」 と、 木質バイオマスをガス化して燃焼させる 「ガスタービン方式」 に大別される。

 

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