鴨庄釣り倶楽部 田んぼビオトープ整備 「ナガレホトケ」保全も


写真・昔の田んぼを再現したビオトープと、整備に取り組んだ「鴨庄釣り倶楽部」のメンバーら=市島町上牧で

 丹波市市島町鴨庄地区の有志でつくるグループ「鴨庄釣り倶楽部」(安達眞治代表)が、地域を流れる鴨庄川に生息する水生生物や環境の保全に取り組んでいる。今夏には、県の助成を受け同町上牧にビオトープを設置し、昔の田んぼの姿を再現。鴨庄川の生物を放流しており、親子対象のザリガニ釣りも行うなど、地域の自然に親しみを持ってもらう活動を展開している。安達代表は「地域ぐるみで、ふるさとの自然を守りたい」と話している。

 同倶楽部は2008年に発足。海釣りを通じて親睦を図るとともに、環境保全活動にも力を注いでいる。「川はみんなの友達だ きれいに残そう ふる里の川」を活動テーマに掲げ、地域の子どもたちと鴨庄川の生物調査に取り組んだ。成果を披露しようと、地元店舗で水槽展示を行ったほか、専門家を招いた学習会なども開いている。

 鴨庄川に生息し、県版レッドリストBランクの「ナガレホトケドジョウ」の保全にも取り組んでいる。

 今年8月には、150坪ほどのビオトープを整備。鴨庄川で捕獲したカワムツやタナゴ、タカハヤ、ヤゴなどを放流している。桟橋も設け、観察しやすいよう工夫も凝らしている。安達代表は「生き物が自然にすみつくようになれば。子どもの遊び場になり、自然学習の場にしたい」と語る。