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ちょっとずつの協力

 敬老月間にちなみ、篠山市の西紀北小学校の児童会代表らが校区内に住む米寿のお年寄りを訪問し、千羽鶴を贈った。お年寄り宅に同行すると、児童と会話を交わすうちに、対象のお年寄りの目にうれし涙があふれだし、その様子に児童たちが戸惑うほどの歓迎ぶりだった。

 同校は丹波地域で最も小規模な学校だ。米寿の対象者が多いと、とても児童たちだけでは折れないから4年ほど前から地域の人たちが協力するようになった。以前は児童たちが夏休み返上で折っていた時期もあったという。

 鶴を折る色紙は学校が用意。同校の玄関先には常時、20枚セットになった同じ大きさの色紙が置かれている。学校に立ち寄った人たちが持ち返り、活動を支えている。まさに地域あげての取り組みであることをみんなが知っているからこそ、折り鶴のありがたさを感じ、涙するのだろうと容易に想像できた。

 地域の人たちが地域の人たちに感動を与えた折り鶴を見て、この“ちょっとずつの協力”が、工夫しだいでほかのことにも活用できるのではないかと可能性を感じた。(芦田安生)

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