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びっくり10万2000円

 初めての兵庫県と京都府の合同栗品評会「第1回丹波栗(丹波くり)広域品評会」で、最高賞の近畿農政局長賞を受賞した足立義郎さん(丹波市青垣町)の丹波栗。日本一高値で取引される丹波栗の中で1番になったクリ。セリ値に注目していたが、予想をはるかに上回る1・1キロ(26個)に10万2000円の値がついた。1個あたり3923円、100グラムあたり9272円と、丹波マツタケ並だ。

 せり落としたのは、春日町で丹波栗の菓子を作っている「やながわ」の柳川拓三社長。正月に回転すし店が築地初せりの本マグロを、9月に篠山市の料亭が初物の篠山産マツタケを市価とかけ離れた高値で競り落とすように、食材を扱う業者が「ご祝儀相場」で買うことで食材に注目が集まり、ブランド価値が高まる。

 来年以降もセリは継続される見込み。びっくりする価格の丹波栗が10月の季節の風物詩としてメディアをにぎわすようになるかもしれない。

 熱心な生産者ならずとも、「うちにもクリの木があるで」という人にも、夢を感じられるニュース。「丹波栗好き」としても、心がときめく。
(足立智和)

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