栗の皮むき

2017.10.21
未―コラム記者ノート

 京丹波町産の「丹波くり」をもらった。兵庫県の丹波地域では「丹波栗」と表記するが、京都府側では「丹波くり」と表すらしい。せっかくなので皮むきに挑戦したところ、これが難しい。専用のはさみを使ってむいたが、きれいにむこうと思うほど実の部分も盛大に削ってしまい、大きかったクリが無残な姿になった。本当にもったいない。

 クリを使ったレシピに詳しくないので、とりあえず栗ご飯にした。当然、ものすごくおいしい。よく考えてみれば、丹波栗に限らずクリはほとんど食べたことがなかった。なぜ、今までこんなおいしいものを食べなかったのだろうと後悔した。

 今月、兵庫と京都の丹波地域で初の合同クリ品評会があった。今夏には、JA丹波ひかみ丹波栗生産組合内に女性部「丹波栗っこ会」も誕生。丹波栗に関する話題が巷にあふれ、いまさらながら丹波栗の魅力を知った。

 さて、皮むき。時間がかかるものの、その先にあるおいしさにたどり着けるなら苦にならない。まだ冷蔵庫に少し残っている。どうやって食べるか楽しみにしている。
(田畑知也)

関連記事