「ぜひ来てねー」楽しく催し告知 村雲まち協が有線活用

2018.02.16
ニュース丹波篠山市

 

有線放送用の告知を録音する村雲まち協の役員ら=兵庫県篠山市小田中で

「イベント当日のお天気は大丈夫でしょうか?ね、会長!」「去年は大雪だったけど、今年は大丈夫!!」「村雲一の男前が送迎します」―。村雲まちづくり協議会(粟野勝浩会長)は、同協議会の主催イベントの告知に有線放送を活用、複数の役員らによるユーモアたっぷりの“掛け合い”で住民たちを楽しませている。役員だけでなく、子どもたちが登場し、PRに一役かうことも。「従来の“原稿棒読み”のように堅苦しくなく、いかに楽しく聞いてもらえるかを考え、まち協の事業に関心を持ってもらえれば」と、役員自身も収録を楽しんでいる。

3年前、「多紀まつり」の実行委員会が同じようなスタイルで告知をしていたのをヒントにした。主催イベントを主に年5―6回、放送している。録音は、篠山チルドレンズミュージアムを運営するドリームアウェイ社(吉田真知子社長)が協力している。この取り組みは、多紀小学校やJA、篠山東雲高校へも波及しているという。

あらかたのシナリオは役員で考え、録音当日に“出演者”に手渡される。出演者はシナリオを読みながら“配役”を決め、自分が話しやすいように言葉を選びなおしたり、情報を加えたり、アドリブの台詞を加えるなど自由に修正。録音が始まると、間が悪かったり、台詞をとちったりするのもご愛嬌で、ほとんどの場合が“一発OK”。親しみやすい手作り感を大事にしている。ペンネームならぬ“有線ネーム”もあり、「ルパン」「たごさく」などが度々登場する。

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