「サル」城下町に 中心部出没は20年ぶりか


写真・城下町に出没しているサル=兵庫県篠山市二階町で

 篠山城跡周辺の城下町一帯で3月23日から、群れからはぐれたとみられる1匹のサルが出没している。27日までにけがをしたなどの被害は報告されていないものの、民家や商店が密集し、多くの観光客も闊歩するエリアでの出没に地元住民らが困惑する一方、当のサルは歴史あふれる町家の裏手で木の実を食べたり、日向ぼっこをしたりと、悠々自適に城下町を満喫中。関係者によると野生のサルが城下町に出没するのは約20年ぶりの珍事とみられ、デカンショ節にある「丹波篠山 山家の猿が~」を地で行っていた。

 複数の目撃証言をまとめると、サルは立町や二階町、山内町、黒岡、沢田、東新町、西町など、城下町一帯の篠山地区や隣接する城北地区を周遊。サルを見つけた人が市や警察に通報するなど混乱が広がっている。

 市農都環境課によると、サルは3歳程度の若いオスとみられる。1カ月ほど前に篠山川を挟んだ八上地区で出没していたものと同一個体とみられ、京口橋か監物橋を渡って城下町に入ったと考えられるという。

 八上地区では軒先につるしていたタマネギを奪ったとみられるほか、城下町では女性が抱きつかれたという報告もある。