坪あたり49万円


 県が、JR柏原駅南の2・36ヘクタールを35億4000万円余りで購入した。坪あたり49万円と、実勢価格のおよそ5倍。びっくりする高値だ。
柏原駅南と同時に買い戻された淡路市の土地も高額。県民の税金が…という思いを強くする。

 今よりJR複線化の熱があり、期待も高かった1995―98年度に県が将来、JRの利用者駐車場用地などに使うことを見込んで、外郭団体の土地開発公社に県の代わりに買ってもらっていたものを購入時の簿価で買い戻した形だ。

 建設工事が急ピッチで進む新しい県立病院の用地も、2015年に県の病院局が、氷上工業団地(氷上町石生)の5・16ヘクタールを15億5100万円で購入した。坪当たり10万円弱で、当時の取引価格より2割高値だった。

 「利活用方法は、これから市と協議する」と、柏原駅南の土地の使途が現時点では決まっていないことは、値段以上に驚いた。「塩漬け」が、解消される時がいつくるのかまったく想像がつかない。

 駅近くでは、県立柏原病院の跡地問題もある。まとまった土地の活用は、頭が痛い問題だ。(足立智和)