篠山再生計画推進委員長 井本季伸さん(篠山市二階町)


「市民の常識で堂々と」

財政再建に取り組む篠山市が掲げる「篠山再生計画」の着実な推進と、投資的事業を実施する場合に内容を審議する組織の3代目委員長。モットーは、「一般市民の常識に基づいて、自分が正しいと思うことを堂々と意見する」だ。

大学卒業後、いったん就職したものの、家業の洋品店を継ぐために帰郷した。その後、「新しいことで、数が少ない仕事をしよう」と一念発起し、超難関国家資格の一つ、不動産鑑定士を取得。新たな生業としている。

まちづくり関係に携わるようになったのは、商工会青年部時代に「丹波篠山デカンショ祭」の司会を務めるなどしたことから。各方面から声がかかるようになり、市では、同委員会だけでなく、空き家対策や景観、自治基本条例など、さまざまな組織の委員を歴任。また、PTAでは計5回も会長を務めた。役職が付いて回る理由は、「言われたことは断らない」という心情がゆえ。「自分から言ったことはないんですけど」と笑う。

再生計画推進委員会では財政が悪化する恐れがないかという点を最も慎重に見るほか、施設関係では建設費用だけでなく、改修など長期的な視点を訴えるなど、不動産を扱う本職の目も光らせる。「敷居が高いと感じられるかもしれないけれど、市民が意見を言う場。これからもいろんな人に参加してほしい」と呼び掛ける。

市債残高はピーク時から半減するなど、着実に進む再生の道のり。その先の未来には、「まちづくりにかかわる人が、ちゃんと生計を立てられるようなまちになってほしい」と期待する。

50歳。ゴルフに釣り、マラソン、ジムと多趣味。