武家屋敷をホテルに 丹波市が購入し改修 条件付きで予算可決


写真・丹波市が「ホテル」を構想している武家屋敷。築170年以上たっていると見られる=兵庫県丹波市柏原町柏原で

 丹波市は、柏原町藩陣屋跡(同市市柏原町柏原)の向かいにある江戸時代の武家屋敷を含む古民家を購入し、旅館業法に基づく滞在型宿泊施設として整備する。1棟貸しの宿にする意向。古民家の購入と実施設計費3200万円を予算化した。市は、来年度改修工事、2020年度のオープンを目指している。議会の了解を得るまで予算執行しないことを条件に市議会を通過した異例の経過をたどっている。

 個人宅で、約755平方メートルの土地に、陣屋勤めの武士の住居だったと見られる武家屋敷(延床面積74平方メートル)と、昭和初期とみられる木造2階建ての住宅(同85平方メートル)の2つの建物がある。武家屋敷の築年数は不明だが、天保13年(1842)の祈祷札が確認されており、その頃にはすでに建っていたと見られる。玄関に、武家屋敷の特長の「式台」が残っている。

 建物は所有者から寄付を受ける方向で話を進めており、土地(755平方メートル)の購入費に2600万円を予算化。600万円が実施設計費。実施設計費と、4000―5000万円と見込む改修費の半額は、国の地方創生交付金の充当を見込んでいる。