イノシシと猟犬1対1 丹波猪犬訓練所で適性を見極め


写真・訓練会でイノシシに吠える猟犬=兵庫県丹波市氷上町香良で

猟師1人が猟犬1頭を使ってイノシシを狩る単独猟を実践する足立岳比古さん(63)=兵庫県丹波市氷上町香良=が5月20日、自宅敷地内に設けた猟犬の訓練施設「丹波猪犬訓練所」で訓練会を開いた。県内外から5カ月―4歳の猟犬約40頭とその飼い主が参加。約300平方メートルの柵に囲まれた訓練所の中でイノシシと猟犬1頭ずつが入れられ、イノシシの動きを止める「猪犬」としての適性を確認した。

訓練所の中は半分見晴らしの良い平地、半分は竹やぶ。イノシシのいる訓練所の中に猟犬が入れられると、イノシシに向かって行くものや、イノシシに吠え出すもの、すぐに逃げ出すものなどさまざま。

足立さんによると、猪犬との単独猟を実践する猟師にとって、▽飼い主から80メートル以上離れない▽イノシシをしつこく追う▽鹿を200メートル以上追いかけずに飼い主のもとに帰って来るくらい鹿に執着しない―のが適性のある猪犬という。イノシシを強く咬むか、臆病で少し離れて吠えイノシシの居場所を知らせてくれる猟犬のいずれかが猪犬に向いているという。