Categories: 記者ノートコラム

25年前の小豆島お遍路

篠山市の細見夫妻が「多紀八十八ケ所巡拝順路」と記された地図を片手に、1年間かけて市内88ケ所札所すべてを巡ったという記事を今号篠山版に掲載した。取材をしていて、ふと25年前の記憶がよみがえった―。

20歳の頃、バックパッカーに憧れていた。しかしサラリーマンだったため、長期間、旅に出るわけにもいかず、週末に有給休暇をプラスした3日間で小豆島八十八ヶ所霊場を一人で巡った。信仰心のかけらもなかった当時、スタンプラリーのノリだったように思う。テントや寝袋、携帯コンロなどキャンプ道具を70リットルのザックに詰め込み、夏の日差しの下を汗だくになって歩いたあの日が思い出される。寒霞渓や二十四の瞳の校舎など観光地に立ち寄っていると、結局数カ所を巡った程度でお遍路の旅が終わったと記憶している。

細見夫妻が感じた「人の親切が身に染みる」を私も体感していた。冷たい飲み物を差し出してくれたり、扇風機のある軒下に招き入れてくれた人など。そんなことを思い返していると、もう一度あの日のように歩いてみたくなった。(太治庄三)

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