Categories: たんばのひと

「寺子屋塾」経営 瀬戸大喜さん(神戸市)

学びの土台は「母親」支援

 大学生の代表的なアルバイトである塾講師に都市部と地方の“接点”という要素も加えた「ささやま寺子屋塾」を運営。篠山市内3カ所で開いている塾の講師は神戸大学の学生らで、アルバイトをきっかけに篠山に初めて来た学生もいる。若者の流出が課題になる昨今。「篠山で仕事をつくり出せるということを知ってほしい」と意気込む。

 2016年度まで篠山市地域おこし協力隊員を務めた。活動する中で、市街地から離れたエリアの保護者から、「近くに子どもが通う塾がほしい」という声を受け、他の協力隊員とともに合同会社「ルーフス」を立ち上げ、塾経営を始めた。

 「始めてから約3年。当初は知っている人の子どもたちが多かったけれど、最近は初対面の人も。少しずつ、信頼してもらえる塾になってきたのかなと思います」

 隊員卒業後、塾と並行して、鍼灸師の資格取得を目指している。資格取得後は、篠山を拠点にする予定という。

 塾を切り盛りしながら、「土づくり」という言葉を思う。子どもたちの学力の土台となる「土」は、体であったり、友達や先生、家族との人間関係に当たるのではないか。そして、良好な土の上にこそ学力という種がしっかりと根を張り、枝葉を伸ばすのではないか。

 そして、土台の根幹を「母親」だと思うようになった。そこで塾と鍼灸、東洋医学も含めて母親世代の支援を思う。「お母さんがいきいきしている家庭は子どもものびのび育っている。教育と医学をミックスしたような塾にできないかと模索しています」
 現在、福住地区で4カ所目となる塾の立ち上げを目指している。26歳。

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