甘くて大粒 黒大豆で納豆 農家7人で株式会社/兵庫・篠山市


写真・株式会社「コベクロ」が売り出し中の黒豆納豆「KOBEKURO」

 丹波黒大豆と言えば、おせち料理には欠かせない高級食材。その本場、兵庫県篠山市の農家が黒大豆を使った「納豆」の販売に取り組んでいる。

 丹波黒大豆の元祖といわれる品種「波部黒」を使用した商品は、「KOBEKURO(コベクロ)」(税込390円)。大粒で甘味が強いのが特徴で、同市内の観光施設などで販売している。

 黒大豆は通常、「2L」「L」サイズの大きなものは正月の煮豆用として高値で取引されるが、「M」になると、品質が良くても一気に価格が下がる。

 そこで、神戸大学とともに商品を共同開発した農家7人で設立した株式会社「コベクロ」(森口久社長)が「M」でも高値で買い取り、納豆の原料にして販売することで、生産者の意欲向上を狙う。正月用のように納期に追われることなく、年中受け入れられるのも利点の一つという。

 森口社長は、「生産者も黒豆の元祖であるという誇りをもって作っている。黒豆納豆で大儲けできるわけじゃないが、黒豆農家の育成や営農組織としての役割を担う、まちづくりだと思っている」と話している。