社殿と小宮が倒壊 8日の行事前に土砂 草ノ上の左近神社


写真・土砂崩れで倒壊した社殿=兵庫県篠山市草ノ上で

 5日から8日にかけての豪雨の影響で、兵庫県篠山市草ノ上の左近神社の裏山が崩れ、流れ出た土砂が神社の社殿とほこらを倒壊させた。折しも8日には伝統行事の「御千度参り」が予定されており、行事どころではない事態に。村人たちは、「行事をしている最中に崩れていたら死人が出ていた」と肝を冷やし、「どうやって再建すれば」と途方に暮れている。

 倒壊した社殿は江戸末期の文久元年(1861)に建てられたもの。ほかに、住吉神社、稲荷神社、松尾神社、天満神社の4つの小宮もことごとく倒壊した。

 自治会によると、6日の夜から7日の昼ごろの間に倒壊したとみられ、大雨で神社に被害がないかと様子を見に来た住民が発見した。

 予定されていた「御千度参り」は、毎年7月上旬、住民らが割竹符を持って社殿の周りを回り、一周するたびに1本ずつ割竹符を箱に入れ、1000本なくなるまで続ける行事。集落の繁栄や家内安全、五穀豊穣などを祈願する伝統行事だった。

 同神社は、昨年10月の台風21号でも高さ約30メートルの御神木のスギが根こそぎ倒れたり、石段などが崩れている。