篠山市市名変更問題 住民投票請願を不採択 賛成8、反対9の僅差で


 篠山市の市名を「丹波篠山市」に変更する市名変更問題を巡って、子育て世代を中心につくる団体が市議会に対して提出していた住民投票の実施を求める請願書の採択が4日、市議会本会議で行われ、賛成8議員、反対9議員の僅差で不採択となった。請願書の調査を付託された総務文教常任委員会では採択としたものの、本会議では逆の結果。また、賛成、反対の立場からの討論は計12議員が発言するなど、異例ずくめの採決となった。

 団体は、「篠山を元気にする会」。請願項目は、①住民投票の実施②選挙と同時実施など経費の掛からない方法―の2点。

 請願書を採択することに賛成する議員からは、「前回の市議選で市名は争点になっていない。市民に意思決定をする機会を」「市長も住民投票を『間接民主主義では行き届かないところを補完し、住民の意思を吸い上げるもの』としている。住民投票は市名変更問題を終結させる」などの意見が出た。

 一方、反対する議員からは、「本来、請願人に示すべきだったのは『表玄関』である約7100人の署名を集めることだったのでは。市民に『勝手口』からの入場の可能性を示すことが、結果として市民と議会との信頼性を損ねないか」「住民投票の実施は市議会への不信任と同じ。認めるなら、議員辞職と解散。それくらいの気持ちで臨まないといけない」などの声が上がった。

(詳細は篠山版7月8日号)