篠山市の市名「来春、丹波篠山市へ」 市が意思決定


写真・記者会見で市名を「丹波篠山市」にする意思を決めたと発表する酒井市長=篠山市北新町で

 兵庫県篠山市の市名を「丹波篠山市」とする市名変更問題を巡って、市は8月1日、約1年半の議論を経て最終的に「市名変更する」と意志を固め、時期は未定ながら、近く市議会に提案すると発表した。変更想定時期は元号が変わる来年5月1日。一方、住民投票を求める動きがあることについては、「署名活動が今にも始まるというならば、市議会への上程を見合わせ、行方を見守る」とし、「署名が集まらない時や、活動が始まらないならば、直ちに提案する」とした。住民投票を目指す市民団体は、丹波新聞社の取材に対し、今月10日ごろから署名活動をスタートすることを明らかにした。

 変更を決めた理由は、▽「丹波篠山」は全国的に圧倒的に優位な魅力あるブランド▽「丹波篠山」がどこを指すのか混乱、誤解が広がっており、先人から受け継いだ「丹波篠山ブランド」を守るため▽変更した場合、農業、観光など地域経済の活性化につながる―などとした。

 また、ふるさと一番会議や自治会、企業などへ出向いて行った説明会でのアンケート(回収3280件)で、「理解できる」が47・7%、「おおむね理解できる」が31・0%だったことをもとに、「変更について多数の賛成を得ている」と判断した。

 また、変更に合わせて、JRの駅名や舞鶴道のインターチェンジ名も改称するように取り組んでいくという。

 当初は8月中にも臨時議会を開いて変更を提案する予定だったが、7月末に市民団体「市名の名付け親になろう会」(小寺恵美代表)が発足し、住民投票の請求を目指して1万人の署名活動を始めると表明したことを受け、提案を見送った。