Categories: たんばのひと

NPO法人ナチュラルバックヤードファクトリー代表理事 足立伸也さん(篠山市二階町)

にする楽しさ伝える

 全体に丸みを帯びた、木のぬくもりが感じられるおもちゃや雑貨を次々と創作。篠山市内をはじめ、県内各地で教室を開くなどして子どもたちに頭に描いたものを形にする楽しさ、森林が持つ機能の大切さを伝えている。

 トラック運転手をしていた9年ほど前。リーマンショックのあおりで収入が減少。両親が所有していた三田市の旧家へ「住みながら、売りに出せるように改装する」という“契約”で引っ越した。家を改装していると、まだ幼かった長男が近寄ってくる。木材でごく簡単な自動車を作り、手渡したのが、この道に転身するきっかけになった。

 この自動車が長男の友だちに知れ、保護者の評判に。当時は木工の経験もなかったが、口コミで広がり、注文を受けるようになった。手作り市などにも出店するようになると、週末だけでは生産が追いつかなくなった。妻の後押しもあり、初めて自動車を作った1年後には、篠山市に店を出していた。

 料理人が素材にこだわるように、山の立木へと関心が向いた。立木から自分が扱う木材までの流れを学び、「木育」を考える公の機関の委員を務めるようにもなった。また、親子木工教室を篠山、神戸、西宮などで開催。年間5000人の参加がある。「親子で相談し、迷走しながらも形にしていく作業は普段は経験できないこと。道具が使えるようになると大人も楽しい。スマホをいじっている親はいない」と笑う。

 「丹波地域に住みながら『豊富に木材があるよいまちだ』と言う人は恐らくいない。子どもたちが大きくなった時、木を使った製品に目が向くようになればうれしい」。丹波市氷上町出身。44歳。

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